6月に激痛と呼吸困難で、COPDと胸膜炎だと診断されて2ヶ月。禁煙も1ヶ月が経過しました。
吸引薬スピリーバがなくなったので、何一つ満足できなかった今まで通っていたクリニックとは違う病院に行ってみることに。インターネットで探した自宅から車で5分ほどの呼吸器内科クリニックである。
8月19日に呼吸器内科がある「Kクリニック」にいってきました。
問診から胸部CTと肺機能検査。
結果は、肺気腫が40代という年齢のわりにかなり進行しており、やはりCOPDという診断だった。
肺気腫の炎症の場所が胸膜に近いので、肋骨に痛みがあるらしい。CTでの診断で、肺気腫の程度がハッキリとし、やっと胸膜炎の原因がわかっただけでも病院を変えて良かった。
COPDは喫煙歴が長くなればなるほど発症する病気。40代で診断されるのはかなり早い。
年配の患者さんが多いからなのか、ブログで闘病記や検査データを公開されている方が少ないので、40代で発症してしまった方のためにデータを残しておくことにしました。
参考になるかわかりませんが、今後定期的に闘病記録を書いていきます。
肺機能検査
年齢 42歳
肺活量(VC) 2.86L
%肺活量(%VC) 74.7%
努力性肺活量(FVC) 2.85L
1秒量(FEV1.0)1.99L
1秒率(FEV1.0%) 69.82%
対標準1秒量(%FEV1.0) 59.2%
%肺活量が80%以下、かつ1秒率も70%以下なので、拘束性障害も閉塞性障害もみられる混合型障害という結果。
1秒率が70%以下で、1秒量の正常値に対する割合(対標準1秒量)が50%以上80%未満、CTにより肺気腫が確認されているので閉塞性障害であるCOPDのステージ2(中等症)は間違いない。
拘束性障害
%肺活量が80%未満、つまり肺から吐き出した空気の量が少なかった場合は、拘束性障害が疑われます。拘束性障害とは、肺や胸郭の病変により、肺が十分に広がらなくなってしまった状態のことです。間質性肺炎、肺線維症、肺間質の線維化、神経・筋肉の異常などが原因です。
閉塞性障害
1秒率が70%未満、つまり空気を一気に吐き出した時の勢いがなかった場合は、閉塞性障害が疑われます。閉塞性障害とは、空気の出入り口である気道が狭窄してしまったために、空気が外に出にくくなった状態のことです。気管支ぜんそく、COPDなどが原因です。
処方された薬
COPDに対する薬のほか、逆流性食道炎の薬ももらった。いずれ逆流性食道炎の検査もしなければならないだろう。
カフコデN配合錠
咳を鎮める薬
1日3回毎食後(毎回2錠)
アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」
痰のすべりを良くし、痰を出しやすくする薬
1日1回夕食後(1錠)
カルボシステイン錠500mg「サワイ」
痰を出しやすくする薬
1日3回毎食後(毎回1錠)
ネキシウムカプセル20mg
胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の薬
1日1回夕食後(1カプセル)
レボフロキサシン錠500mg「ニプロ」
ニューキノロン系の化学療法薬で感染症を治療する薬
1日1回夕食後(1錠)
フルティフォーム125エアゾール120吸入用
気管支の過敏な反応を改善し、気道を拡げて呼吸を楽にします。複数の成分が作用します。
1日2回吸入(1回3吸入)
後日思ったこと
拘束性障害も閉塞性障害もみられる混合型障害なので、拘束性障害である肺線維症にもなっているのだろうか?気腫合併肺線維症というらしい。
フルティフォームは、吸入ステロイド薬「フルチカゾン」に、気管支拡張剤「ホルモテロール」を配合したもの。気管支喘息とCOPDの合併を疑っているのだろうか?
COPDでは肺活量は減らない。2ヶ月前に胸膜炎になった影響が残っているのだろうか?それとも他の病気が隠れているのか?
COPDが進行してしまうと酸素ボンベ生活になってしまう。
対標準1秒量59.2%はステージ3(重症)に近いステージ2(中等症)。
1秒量の1.99Lは、加齢により年々減少していく。おおよそ1秒量が1リットルを割ると労作時の息切れがでてきます。
健常者の老化では、1秒量は年28ml(ミリリットル)しか低下しないのに、肺気腫患者では、年に80ml(ミリリットル)ずつ低下することになります。1秒量が1リットル以下になると、少し動いただけでも息切れが起こり日常の活動や生活が大きく障害されます。
禁煙すると、それまでの急峻な低下が弱まり、ほぼ健常者と同様な低下率になるというが、あと何年後に酸素ボンベがいるようになるのだろうか。
風邪やインフルエンザや肺炎などで急激に悪化するので、健康に気をつけなければならない。
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