機械式の腕時計を長いあいだ愛用するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
高級時計を何本も購入し、オーバーホール料金が高くて手放してしまう方もいらっしゃいます。そんなことにならないように、オーバーホールなどの維持費も購入前に考えておくほうがいいですよね。
クルマと同じで、維持費が比較的安くすむのは国産メーカーだとおもいます。
ボクも数本セイコーの腕時計を所有しているので、オーバーホール料金について備忘録として記事にしてみました。ご参考になれば幸いです。
セイコーメーカー正規修理料金表
セイコーの時計を所有されている方は多いですよね。
お気に入りの時計の調子が悪くて修理を考えているけど、大まかな修理費用が知りたいと思いませんか?
ネットを調べていると、(株)福田時計店さんのサイトに標準修理料金表がアップされてらっしゃったのでお借りしました。誠実さが伝わってきますね。
2021年6月から、セイコーメーカー正規修理料金が値上がりしたようですね。
修理料金は本体価格でランク分け
<セイコー・ワイアード・アルバ・ライセンス>
【Aランク】~9,000円
【Bランク】10,000円~29,999円
【Cランク】30,000円~49,999円
【Dランク】50,000円~99,999円
【Eランク】100,000円~199,999円
【Fランク】200,000円~
まず、時計本体の定価によってランクが分けられています。定価が高いものほど修理費用も上がっていきまね。
オーバーホールあり修理料金(税抜き)
Aランク | Bランク | Cランク | Dランク | Eランク | Fランク | |
内装修理基本料金 (電池式・キネティック・ ソーラー・スプリングドライブ) | 5,300円 | 11,000円 | 16,500円 | 20,500円 | 24,000円 | 29,500円 |
内装修理基本料金 (メカニカル) | 6,000円 | 12,500円 | 17,500円 | 22,000円 | 26,500円 | 33,000円 |
りゅうず・ボタン交換 (機能上必要のない交換の場合) | +1,400円 | +2,200円 | +3,200円 | +4,100円 | +5,600円 | +6,900円 |
ガラス交換 | +2,400円 | +4,400円 | +5,200円 | +6,500円 | +8,000円 | +9,500円 |
文字板交換 | +2,600円 | +5,500円 | +6,500円 | +8,400円 | +10,100円 | +12,100円 |
針交換 | +1,200円 | +1,400円 | +2,200円 | +2,200円 | +2,200円 | +2,200円 |
その他外装部品交換 | +部品代 | +部品代 | +部品代 | +部品代 | +部品代 | +部品代 |
いわゆるオーバーホールである「内装修理」を基本とした修理料金です。
内装修理基本料金(機能上必要なりゅうず・ボタン交換含む)に、部品交換があれば追加料金がプラスされます。
メーカー希望小売価格(税抜き)80,000円の機械式時計を、オーバーホール+ガラス交換した場合、Dランク基本料金22,000円+ガラス交換6,500円で、トータル28,500円(税抜き)となります。
オンラインでもオーバーホールや修理依頼が可能
セイコーウォッチ販売店だけではなく、セイコー公式サイトよりオンラインで修理依頼ができます。
依頼前に概算の見積もりを確認できるので、気軽にアクセスしてみてくださいね。
ワイアード、アルバ、ライセンスウオッチはオンライン修理受付をご利用になれません。
また、グランドセイコーやクレドール、ガランテ、セイコーでもオンライン修理受付をご利用になれない一部の機種があります。
この場合はお買い上げ店、もしくはお客様相談室にご依頼ください。
最後に
お気に入りの時計を大切に使い続けるには定期的なメンテナンスが必要です。
内部を分解して掃除するオーバーホールを数年ごとに行わなければなりません。頻度についてはメーカーによっていろいろありますが、ボクの場合は5~10年ごとにオーバーホールしています。
メンテナンスしながら長く使うための維持費を考えると、海外ブランドよりもセイコーなど国産メーカーのほうがオーバーホール・修理料金が安いことが多くお得です。コスパを重視するなら国産時計がおすすめですね。
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