キャンプでは料理も楽しみのひとつ。調理用の刃物といえばキッチンナイフが当然使いやすい。誰もが知っている当たり前の話。
でもそこはやっぱり男のロマンであるナイフと使いたいですよね。ポケットからサッとナイフを取り出し、大きなハムの塊やサラミをカットする。これが男のあこがれってモンですよね。
だから、ボクにとってフォールディングナイフはキャンプの必需品。
現在最も使用頻度が高いナイフを紹介します。
スパイダルコ デリカ4 フルフラットグラインド
実用ナイフとして評価が高いアメリカのスパイダルコ。サムホールでワンハンド・オープンできるフォールディングナイフとしてお馴染みですよね。この真円状のサムホールはスパイダルコが特許を取得しています。
スウェーデンのエベレスト登頂隊とアメリカのエベレスト登頂隊が、ともにスパイダルコナイフを採用した話は有名。
スパイダルコの中でも、汎用性が高くバランスがいい「デリカ」は最もスタンダードでベストセラーのフォールディングナイフです。
ブレード長さ | 約7.3cm |
刃厚 | 約2.5mm |
オープン | 約18cm |
クローズ | 約10.7cm |
ブレード材質 | VG-10(ステンレス) |
ハンドル材質 | FRN(ザイテル) |
ブレード形状 | フルフラットグラインド |
ロック機構 | ロックバック |
重さ | 約64g |
選んだカラーはグレー。
ブラックよりもオシャレ感ありますよね
手にフィットするサイズ感
ハンドルを握った時のサイズ感がちょうどしっくりくるんです。まさにジャストサイズ。
小指もしっかりハンドルにかかり、力を込めて握ることができますね。
ブレードをハンドルに収納する折り畳み式ナイフの構造上、ブレードが長くなるとハンドルも当然長くなります。
手のひら幅ぐらいのブレード長がちょうどいい。
3インチブレードが使いやすい
人差し指サイズぐらいのブレードのナイフが使いやすい。「3インチブレードのナイフが日本人には向いている」といわれるのはこの為。3インチは約7.62cm。
デリカは約7.3cmで、実に使いやすい。
EDC(everyday carry)ナイフの傑作。毎日いろいろな場面で使える汎用性が素晴らしい。
料理に向いているフラットグラインド
約2.5mmと薄く癖のないフラットグラインドは、キャンプでの食材カットにも向いています。リンゴやジャガイモが割れずにキレイに切れますよ。
アメリカのスパイダルコだけど日本製
米スパイダルコ社ナイフの中でも、デリカは日本国内の工場で生産されているモデル。関市にある刃物メーカーのG・サカイで製造されています。そのため品質は折り紙付き。
鋼材は日本のVG-10ステンレス。ブレードに「SEKI-CITY JAPAN」と刻印あり。
ワンハンドでオープン
サムホールでオープンするので、手袋をしていてもワンハンドオープンが可能。
この真円状のサムホールはスパイダルコが特許を取得しています。
ロック方式は安心のロックバック
ブレードのロック方法は、スタンダードなロックバック。
しっかりとしたロックでがたつきも無く、確実にロックしてくれるので安心です。
最初はオピネルだった
アウトドアナイフとしておなじみのフランス製ナイフ「オピネル」。素朴でシンプルなナイフで、”最初の一本”としても人気ですよね。ボクもキャンプを始めたときに選んだフォールディングナイフは、オピネルのステンレス製8番でした。
でもね、このオピネルナイフには致命的な欠点があったんです。
それは、木製のハンドルが水にぬれて膨張するとブレードの開閉が困難になること。これにはイライラさせられました。
今は封筒や段ボールなどの開封用に使っているオピネル。
水に濡らすことを避けてます。
ロマンあふれる バック 110
オピネルの次に選んだのは、全世界にロックバック式フォールディングナイフを広めスポーツナイフの礎を築いた「バックナイフ 110 フォールディングハンター」。”世界で最もコピーされたナイフ”と語り継がれるアウトドアマン憧れのナイフです。通称ワンテン。
これは見た目が完全にタイプです。
ボクにとって特に思い入れがあるキャンプギア。
そんな愛するナイフですが、210gという重さがチョット苦痛。
今でもたまに使ってますが、ワンテンはやっぱり重いです。
フラットグラインドの オンタリオ ラット1
米軍及び米国政府機関で多く採用されているメーカー、オンタリオ。質実剛健なイメージそのものの実用向けフォールディングナイフです。
このナイフを選んだポイントは、フラットグラインドの癖のない形状のブレード。フラットグラインドは食材カットに向いてるんですよね。
キャンプでも使っていたのですが、4インチフォルダー(ブレード長:約10センチ)であるラット1が大きくてごついと感じてきました。そこで、手になじむ3インチサイズ(ブレード長:約7.5センチ)の「スパイダルコ デリカ」にチェンジ。
キャンプのバックアップ用。
人に貸したりも。
最後に
実際に使ってみると、デザイン・機能・鋼材・使い勝手の良さなどで定番ナイフになっている理由がわかります。
自宅でもアウトドアでも、ボクにとって最も使用頻度が高いナイフはデリカ。パッと取り出しサッと使える実用ナイフで、機能性・利便性・安全性の全ての点において高い性能を誇っています。
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