先日、BARのお客様とキャンプの話になりました。その方は、「キャンプに興味があって行ってみたい」「道具を全く持っていないので、キャンプを始めるにはお金が掛かるだろう」こんな意見でした。そのような方のために、コスパ重視でソロキャンプ装備を選んでみます。
キャンプデビューするために揃えたい道具はいろいろありますが、まずは必要最低限のキャンプ道具だけ買い揃えて無駄な出費を押さえましょう。
コチラの記事は、「車やバイクでソロキャンプを始めるために、初期投資を抑えてコストパフォーマンス重視でキャンプ道具を揃えたい」という初心者の方に向けた道具選びになります。
低価格でコストパフォーマンスを重視しますが、安いだけでは選んでいません。使いやすさや機能性も損なわないようにチョイスしてみました。
テント
低価格でもなるべく高品質で、シンプルかつ一般的なドーム型がおすすめです。テント内に荷物を置くスペースも含め快適な広さを考えると、横幅は120~130センチは欲しい。
インナーテントがフルメッシュだと寒い季節は辛いので、メッシュをクローズできるタイプがいい。シングルウォールよりも、結露が少ないダブルウォールが快適。
コールマン テント ツーリングドームST
「コールマン テント ツーリングドームST」は幅130センチでゆとりがあり、とても使いやすい1人用ドーム式テントです。さきほどの条件を満たしており、12500円ほどの低価格ですが非常にコストパフォーマンスが高い。
登山をするわけではなく、車やバイクなら重さも気にならない。
別途ポールを追加すれば、前室パネルを跳ね上げてタープ代わりに。急な雨や夏の日差しも安心です。
寝袋
シュラフの形状は封筒型とマミー型、素材はダウンと化繊があります。購入するポイントは、春と秋の少し肌寒い夜を意識した温度設定の3シーズン用を選びましょう。初心者向けとしてはメンテナンスが簡単で扱いやすい化繊で、コンパクトになるマミー型をオススメです。
キャプテンスタッグ アクティブマミーシュラフ600
キャプテンスタッグの「アクティブマミーシュラフ600」は、Amazonでは¥2,280(2017/08/07現在)で購入できる。
春から秋にかけて3シーズン使えますが、暖かい季節用だと考えたほうがよさそうです。緊急用に使い捨てカイロを用意しておくと、寒くても安心ですよ。
マット
地面の固さや冷気対策のために、テント内で寝袋の下に敷くマットは必ず必要です。
空気を入れるマットもありますが、もしもパンクしたらマット無しで寝る羽目に。マットは巻き癖が付くロール式ではなく、折りたたみ式ウレタンマットが簡単で間違いがありません。
キャプテンスタッグ EVAフォームマット
キャプテンスタッグの「EVAフォームマット」には、シングルサイズとダブルサイズがあります。使うシチュエーションで選びましょう。シングルなら2000円前後。
広げるときも片付けるときも、パタパタっと簡単です。
ランタン
初めてのキャンプなら、乾電池で動作するLEDランタンが簡単で安全。ランタンはメインとサブで2個あると便利です。
ジェントス エクスプローラーEX-777XP
定番商品の「ジェントス エクスプローラーEX-777XP」は、単一乾電池3本で明るく最大144時間も長持ちする。ソロでもグループやファミリーでも大活躍です。2400円ほど。
ジェントス EX-1977IS
単3形アルカリ電池×4本使用のコンパクトなLEDランタン。サブランタンやテント内ライトとして最適です。1600円程度。
上記「ジェントス エクスプローラーEX-777XP」が大きすぎるなら、この「EX-1977IS」を2台体制にするとコンパクトになります。
バーナー
料理をするにはやっぱりバーナーが必要。どこでも手に入れることが出来てコストが安いカセットボンベ式のシングルバーナーがおすすめ。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
イワタニのカセットガス式シングルバーナー「ジュニアバーナー」が簡単で低価格。約3500円でどこでもラーメンやコーヒーを楽しめます。
クッカー
1人用のクッカーは1リットル程度の容量があれば大丈夫。縦型と薄型があるが、調理がしやすく食器代わりにしやすい薄型が便利。
熱伝導が良く調理に向いているアルミ製か、家庭用のようにメンテナンスが楽なステンレス製がありますが、ソロクッカーの主流はアルミ製です。
スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
高価格のアイテムが多いスノーピークですが、ソロ用アルミクッカーは他社とあまり価格が変わりません。およそ3400円。
大小2つの鍋セットで、フタはフライパン代わりにも使えます。しかし、別途フライパンを購入したほうが使いやすいですよ。
家にあるもので代用もしくは使い捨てアイテム
家庭で使用しているものをキャンプにもって行くことも有効活用しましょう。100均などで使い捨てアイテムを購入し代用すれば初期投資を抑えることができます。
必要最低限のアイテムでキャンプデビューを目指しましょう。キャンプに慣れてくると、必要な道具がわかるようになります。
紙コップ・紙皿・割り箸・スプーン
使い捨てを使えば初期投資を抑えることができます。最初はガマンして、キャンプに慣れてきたらお好みのアイテムを使いたいですね。
余裕があれば購入したい道具
上記までが最低限必要なキャンプ装備です。
ここからは、揃えたほうがいいアイテム。まぁ、大部分の方は購入することになると思います。
チェア
地べたに座るにしてもレジャーシートやマットが必要になるので、折りたたみチェアは用意したほうがいいかもしれません。1300円程度で購入することが出来ます。
テーブル
食べ物を地面に置くよりも、テーブルを導入したほうが人間らしい食事が出来ます。極端にワイルドを求める方以外にはオススメです。1300円で獣から人へと進化できます。
クーラーボックス
食事を楽しもうとすると、食材を保管するためにクーラーボックスがあれば便利。1泊なら15~20リットルもあれば、酒飲みでも十分な容量です。
1泊程度のソロキャンプなら折りたためるソフトタイプがおすすめ。キャプテンスタッグだと15リットルサイズで1000円ほど。
高性能な保冷力を求めると、やはり価格と比例します。なるべく生ものを減らしたり早く食べるなど、食事メニューや保存時間を工夫しましょう。
まとめて総額は?
最低限必要なソロキャンプ装備は、28600円で揃えることができますね。
テーブル&チェアとクーラーボックスを追加しても、総額3万円ちょっとで文明を感じるソロキャンプ装備を揃えることができるんです。
テントは雨漏りしない程度に信用できる物を。寝袋の設定温度に悩んだら、ワンランク上の温度設定の物を選びましょう。
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