吸入薬「スピリーバ」が無くなったので、診察はせずお薬をもらいに呼吸器内科クリニックに行ってきました。月に1回の定期的な通院なので、状態にあまり変化はありません。
処方された薬だけではつまらないので、過去記事を振り返ってみました。COPDとわかって1年になるので、COPD関連の記事を軽くまとめてみることにします。
COPDと診断されてからの1年を振り返る
脇腹の激痛で病院へ
去年の6月に、COPD(肺気腫)と診断されてから丸1年が過ぎようとしています。
最初のきっかけは、脇腹が激痛に襲われて横になって寝ることもできなかったことでした。激痛と睡眠不足で身体はボロボロ。おまけに急激な節煙で精神的にもイライラで最悪の状態に。
COPD(肺気腫)と診断される
ちゃんとした診断を受けるために転院して、やっと胸部CTと肺機能検査で肺気腫(COPD)と診断されました。私の場合で対標準1秒量(%FEV1.0)59.2%はステージ2(中等症)。
苦しみながら禁煙スタート
15日かけてタバコの本数を減らして苦しみながら禁煙スタート。身体も精神的にもボロボロで不安定な状態でしたね。
振り返ると、やっぱり禁煙のポイントは電子タバコ。ヘビースモーカーだった私がニコレットを全く使わずに済んだのだから非常に効果的だったといえます。
https://sfnjun.net/no-smoking-9
肺機能が少し改善した
咳や痰の症状が徐々に軽くなってウォーキングが出来るまで回復すると、肺機能検査の数値が良くなり、対標準1秒量(%FEV1.0)59.2%だったのですが1か月後には77.4%まで回復しました。COPDには変わりはないのですが、うれしかったですね。
あれから9か月が過ぎますが最近は肺機能検査をしていません。現在はどうなっているのでしょうか。気管支の状態によって数値は変わりそうですけどね。
食事と運動が大切
満腹になりすぎたり太ってしまうと、横隔膜が圧迫され呼吸が苦しくなります。食事は腹八分目で抑えるように。
太らないためにも筋力低下を防ぐためにも、ウォーキングや筋力トレーニングはしなければならない。
風邪などに注意して調子が悪ければすぐに病院に
COPDで気管支が狭くなっているので、健康な人より風邪をひきやすい。風邪で急性気管支炎になると、更に気管支が狭くなり危険になるのですぐに病院に行かなければならない。
処方された薬
スピリーバ2.5μgレスピマット60吸入
気管支が収縮しておこる息切れや息苦しさを予防する吸入薬です。口の中が乾くことがあります。
1日1回吸入(1回2吸入)
ネキシウムカプセル20mg
胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎のお薬です。
1日1回夕食後(1カプセル)
カフコデN配合錠
咳を鎮めるお薬です。
1日3回 毎食後(朝:2錠 昼:2錠 夕:2錠)
ブロムヘキシン塩酸塩錠4mg「日医工」(一般名:ブロムヘキシン塩酸塩錠4mg)
痰を出しやすくするお薬です。
1日3回 毎食後(朝:1錠 昼:1錠 夕:1錠)
あとがき
月に一度の通院は基本。病気と上手に付き合い、急激に悪化させないようにしなければならない。食事と運動は気を付けないとすぐにサボってしまうので、意識して少しずつでも頑張っていきます。
同じく闘病されているCOPD患者さんからコメントやメールを頂きうれしく思います。今後もお世話になりますが、よろしくお願いしますね。
コメント
コメント一覧 (4件)
一年ですか。COPDは進む人とほとんど進まない人があり、様々です。進まない方に入ってくれるといいですね。
どうでもいいことですが、予測一秒率(%FEV1.0)59,2%とありますが、まず予測一秒率という言葉は使われていないと思います。予測というのは性別 年齢 身長から割り出した平均値のことを指します。%FEV1,0は一秒量の平均値に対して自分の数値が何%に当たるか を指します。だから予測一秒率?と%FEV1.0は無関係です。
また59,2%という数値は一秒量をFVC(努力性肺活量)で除したいわゆる一秒率だと思われます。ということは%FEV1,0と無関係?です。
また後に予測一秒量率という言葉が出てきますが、意味不明です。
下らぬことを申して恐縮ですが、COPDの方も見ておられると思いまして老婆心ながら・・・・・。次の一年が健康かつ自由であることをお祈りします。
ないちゃんさん
ご指摘ありがとうございます。
1秒量の正常値に対する割合である%FEV1.0を対標準1秒量と修正しました。
いまだ勉強不足なので、間違いがあれば教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
どうも何か変なので、調べさせていただきました。するとJUNさんがかかっているお医者さんのところでは、呼吸機能検査にBALDWINの数値を使っていますね。
(少なくとも16年9月15日までは)
今は日本呼吸器学会(JRS)の数値を使うのが正しいのです。昨年の2月までは、厚生労働省は身体障碍者の認定にBALDWINの数値を使っていましたが、以降JRSの数値を使っています。
医療機関は、身体障碍者の認定申請資料にはBALDWINの数値を、普段はJRSの数値を使うという面倒なことをしていましたが、昨年2月からは、すべてJRSの数値に変わっています。今、junさんのクリニックがどちらの数値を使っているのかは、検査数値がありませんのでわかりませんが、まだ使っているようなら、お医者さんに言って変えてもらったほうがいいと思います。COPDの方のブログで時々呼吸機能検査の結果を書かれているのがありますが、全てJRSの数値です。JRSにすると%FEV1.0の数値なんかは低くなります。また要らないお節介ですみません。
ないちゃんさん
2016年9月以降、呼吸機能検査は行っていません。
それまでのデータは検査結果報告書を直接アップしました。
呼吸機能検査の数値にBALDWINと日本呼吸器学会(JRS)の2種類があるなんて初めて知りました。
ご指摘ありがとうございます。
JRSに変換して、2016年9月15日の記事の検査結果を計算しなおすと、%FEV1.0は71.2%とたしかに低くなりましたね。
計算のために下記のサイトを利用させていただきました。
標準肺活量の予測式
http://www.osaka-med.ac.jp/deps/in1/res/calc/VC.html
一秒量の予測式
http://www.osaka-med.ac.jp/deps/in1/res/calc/FEV1.html